更年期障害治療
更年期障害の症状
肩こり、多汗、のぼせ、冷え、頭痛、動悸、食欲不振などが更年期障害の主な症状となっています。更に、更年期障害は精神面にも影響するため、イライラしたり、不眠、無気力、うつ気味になったりと気分が落ち込む場合もあります。
更年期障害の治療法
全身の血の巡りを良くし、そして自律神経のバランスを整えることが更年期障害の改善にとって重要です。
「三陰交」「血海」「次髎」「行間」「関元」などのつぼが更年期障害の改善に効果的です。
三陰交 | 内くるぶしの頂点から指4本分上の骨と筋肉の境目部分にあるつぼ |
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血海 | 腰骨からお尻にかけての平たい仙骨の真ん中の外側の少しくぼんだところにあるつぼ |
行間 | 足の甲の親指と人差し指の付け根の間にあるつぼ |
関元 | おへその下から4、5cmのところにあるつぼ |
更年期障害に期待できる鍼灸治療の効果
血の道を整えて血行を促進させるつぼである三陰交は血海と同時に刺激してあげれば婦人科系の様々な症状が改善されることが期待できます。イライラ、不安感など精神的な症状を取り除くつぼである行間も同時に押すようにします。
急に大量に汗をかいたり、顔がほてったりのぼせたようになったりという症状が更年期障害では起こることがあります。ホットフラッシュとも言われるこれらの症状ですが、その原因となるのぼせや冷え、血行不良などを予防するのが関元と次髎というつぼです。ホットフラッシュはお腹が冷えている時に起こりやすくなるため、日常生活でしっかりとお腹を温め、冷えが起きないように心がけましょう。