不妊治療

不妊治療

東洋医学で理想的な子宮環境を作り、妊娠力アップ

不妊治療理想的な子宮環境とは、西洋医学では「妊娠を阻害する内膜症や筋腫などが存在せず、排卵時に子宮内膜が10mm以上あること」だと一般的には言われています。

ですが、子宮内膜にも様々な見解があるため、西洋医学で一般的に言われているように厚さのみにこだわる意味はないとも言えるではないでしょうか。子宮外妊娠について言えば、これは内膜が薄い卵管に着床するという訳で、つまり子宮内膜が薄いからといって妊娠しないという訳ではないのです。

更に、子宮内膜症や子宮筋腫などがあっても妊娠、出産されている女性も大勢いらしゃいます。そのことからもこれだけが妊娠を阻んでいる原因とは言えないはずです。もちろん重度の場合など摘出が必要となる場合もあり、病院での検査や治療法を選択しなければならないケースもあります。

それでは、西洋医学に対して東洋医学的に理想的な子宮環境とはどのような子宮のことを指すのでしょうか?東洋医学的に理想的な子宮環境とは、常に温かくてふかふかした内膜のベッドのある子宮です。つまり、血液の循環がよく酸素や栄養が十分に運ばれ、気の流れもスムーズな状態ということです。これを畑に例えるなら、肥料が行き渡りしっかりと耕されてふっくらとした土、そしてちょうどいい雨がしっとりと土を湿らせ、太陽が温かく畑を照らし、あとは種が植えられるのを待つだけ、という状態です。

園芸をやられたことのある方なら土作りがとても大切なことはおわかり頂けると思います。理想的な子宮もまさに同じで、発育にもっとも最適な環境を作っていくことが大切です。そして、このように理想的な子宮環境を作っていくためのお手伝いを、東洋医学である鍼灸治療は行っております。

理想的な子宮と良質な卵を作るため東洋医学のアプローチ

全ての病気は気・血・水、そして私達が日々食べている飲食物が身体の中でスムーズに運ばれず、そのために体全体の流れが停滞してしまっておこると東洋医学では考えられています。

そして、これらそれぞれの要素が停滞していることは気滞(気の停滞)、瘀血 (血の停滞)、痰飲(水分の停滞)、食積(不消化物の停滞)と呼ばれる病証で表されます。寒い日に手が冷えてしまうとかじかんでしまって上手く指が動かせなくなってしまうことがありますよね。冷えたことで血行が悪くなり、本来持っているはずの機能を果たせなくなってしまうのです。瘀血 (血の停滞)、痰飲(水分の停滞)が引き起こされる原因のほとんどは冷えだとされており、冷えることで全身の循環が悪くなってしまい、それが色々な身体の不調を引き起こす原因となります。

冷えは自覚が無くても起こっている場合があります。冷え性の自覚がないという方も自分の足や膝を触ってみると、意外にも冷たいことに驚かれるのではないでしょうか。このような冷えの中でも不妊症にとっての大敵となるのがお腹や腰の冷えです。

手を脇の下に差し込んでみて下さい。そして、その手を下腹の辺りや腰、お尻に当ててみましょう。もしも冷たいと感じたならそれは身体の奥にまで冷えが及んでしまっているという可能性があります。脇の下は体温計を挟む場所でもありますよね。この脇の下という部分は身体の深部体温に最も近いところと言われていますが、身体を洋服で覆っているというのにお腹や腰が冷たく感じるということはつまり深刻な冷えが隠されているということなのです。

冷えの他にも朝から身体が気だるい、すっきり起きることが出来ない、頻繁に風邪をひく、顔色が悪いと言われる、肩こりが酷い、生理痛が酷い、腰痛があるなど、このような症状は身体の不調を表しています。昔と比べて冷えやすい環境にあると言われている現代人は知らないうちに冷えてしまっています。なかなかこのような症状が治らずに長期間続くということなら、生活習慣や環境、ライフスタイルを改善が必要です。

鍼灸治療で妊娠力高め、成功率アップ

鍼を打ってお灸で身体を温めるという鍼灸治療は血行を良くし、更に気の流れを整えることが可能です。何かに例えるとしたら、汚れてしまった川のゴミ拾いをして、綺麗な清流にするというイメージでしょうか。ご自身では気づくことが出来なかったような悪習慣をご指摘し、生活習慣を改善することをお願いすることもございます。

科学の力にも限界はあり、1回の高度生殖医療の成功率は20%と言われています。ですが、鍼灸治療によって予め理想的な子宮環境、良質な卵を育てておくことで、その確率をアップさせていくことが出来ます。

鍼灸治療の施術を受けてみれば、ご自身の体調が良くなっていっていることを実感できるはずです。最先端の技術である高度生殖医療と2000年という長い歴史を持つ鍼灸治療。この2つは実はとても相性が良い治療法なのです。心も体もすっきりして新しい命を迎える準備をするためにも、ぜひ鍼灸治療の施術を受けてみて頂けたらと思います。

鍼灸による不妊治療はいつから始めるの?

鍼灸治療を始めるのに「早すぎる」ということはありませんのでご安心ください。

当院には鍼灸治療を併用するという形で、自然妊娠を望まれている方も、不妊専門外来である高度生殖医療を受診されている方も通院されています。通常、西洋医学の不妊治療成功率は20〜28%ほどだと言われています。まず、東洋医学によって土台となる健康な心と身体を作り上げます。そして、その土台の上で西洋医学による治療を行うことでより身体に優しく副作用のない、効果的な治療が実現可能となります。体温が二相性(高温期・低温期)にならず黄体機能不全のための治療を行っても改善されないという方も鍼灸治療によって自律神経のバランスを整えて、自然治癒力をアップさせてあげることで症状改善も期待できるのです。

不妊治療にはストレスや不安を伴うこともありますが、鍼灸治療にはリラックス効果もありますので、ストレスや不安を軽減させてホルモンのバランスを整えることにも繋がります。

不妊症を東洋医学である鍼灸治療で克服する

鍼灸治療の不妊症改善効果についてしっかりと研究結果でも証明されています。それが2002年4月号の米国生殖医療学会誌の報告によるものです。

まず、体外受精を受ける女性160人を2つのグループに分けます。そして一方のグループには体外受精で受精卵を子宮に戻す前後に鍼治療を行い、もう一方のグループには鍼治療は行わず通常の体外受精を行いました。するとその結果、鍼治療を行った方のグループは妊娠率が42.5%に上昇。対して鍼治療を行わなかった通常治療のみのグループは26.3%という結果になったのです。高くても体外受精の妊娠率は3割程度だと言われていたため、この研究結果が明らかになった際には世界各地から鍼灸治療についての問い合わせが殺到しました。

また、2008年2月7日に英国医師会誌「British Medical Journal(BMJ)」オンライン版に掲載された予備研究についての記事でも、女性が体外受精を受けるのと同時に鍼治療を受けることで65%も妊娠の確率が高くなるということが発表されています。

なぜ妊娠率が鍼灸治療によって向上するのかということについて科学的な理由はまだ判明していないものの、鍼灸治療は卵巣・子宮のみならず身体全体の機能を改善をするため、その結果、卵巣・子宮の環境がよくなったり、ホルモンバランスや身体の血行不良が改善されたりして胚が子宮内に着床しやすい状態に導かれるのではないかと考えられます。

  • 生理周期・ホルモン調整によるの均一な卵胞を多数確保すること
  • 卵巣の機能を向上させ質のいい卵を確保すること
  • 精神的なストレスを取り除き、リラックス効果を与えること
  • お母さんもお子さんも元気な出産を迎えること
  • 子宮への血行を良くすることで子宮内膜の厚みを確保すること
  • 子宮の早期収縮を防止すること
  • 子宮外妊娠の確率を低減させること
  • 流産の確率を低減させること

40歳を越えて妊娠を望まれる方、不妊症に悩んでいる男性の方、体調を整えたいという方もご来院されておりますので、何かお悩みや気になることなどありましたらお気軽に当院までご相談ください。

不妊カウンセラーは日本不妊カウンセリング学会認定資格です

「不妊カウンセラー」は日本不妊カウンセリング学会が認定している資格であり、主に不妊治療専門病院の医師や看護師、培養士(エンブリオロジスト)、臨床心理士が取得しています。体外受精、顕微授精などの高度生殖医療、不育症、不妊治療についての倫理、不妊治療の際に生じる悩みや不安など不妊治療に関する豊富な知識が求められ、筆記試験や面接試験に合格した者のみがこの資格を取得することが出来ます。

自律神経の治療

自律神経失調症の症状

様々な異常が見られるようになるのが自律神経失調症の特徴です。

肩こり、慢性疲労、食欲不振、頭痛、耳鳴り、めまい、便秘、下痢、嘔吐、呼吸困難、せき、肩こり、腹痛、月経痛、月経不順、手足のしびれ、動悸、むくみ、ほてり、頻尿などの身体に出る異常のほか、不安、ゆううつ、やる気が出ない、疎外感、焦燥感、イライラ、感情の起伏が激しくなるなど精神的な症状も表れることがあります。

このように自律神経失調症は症状が多岐に渡るだけでなく、放置すると症状が悪化してしまったり慢性的な症状に変わってしまうこともあるため、早めに治療を行って改善に努める必要があります。

自律神経失調症の治療法

頭痛や肩こり、腹痛やイライラなど、自律神経失調症によって引き起こされる症状を治すためのつぼを刺激するより、異常を引き起こしている自律神経を正常に戻すということが自律神経失調症の治療には必要です。

自律神経失調症の治療につながるストレスを軽減するつぼには「神門」「天柱」「曲池」などがあります。

神門 手首の横じわの小指寄りの端の方のくぼんだ部分にあるつぼ
天柱 首の後ろの2本の僧帽筋の外側の髪の生え際にあるつぼ
曲池 肘を曲げた時に出来る横じわの延長線上にあるあるつぼ
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